
前の記事で、格安SIMの中でもワイモバイルとUQモバイルの通信速度が安定して早いのはわかったけど、この2つだったらどっちのほうがいいの?

たしかにワイモバとUQは似ているようで、実際に比べてみると結構違いがあったりするんだ!
この記事では2つの違いに焦点をあてて、どういう人にワイモバまたはUQをおすすめできるかをお伝えしていくね!

2つともそれぞれ特徴があるから、どちらがいいのかは人によって違うってこと?

そうそう!この記事を読めば、自分にはワイモバイルとUQモバイルのどちらがぴったりあってるかわかるよ!
ワイモバイルとUQモバイルの共通点は?

まずは、ワイモバイルとUQモバイルの共通点を見てみよう!
①月間データ容量が1年間増量
②通話は専用アプリのインストールが不要
③家族割がある
④最低利用期間の定めなし
月間データ容量が1年間増量
ワイモバイルもUQモバイルもデータ増量キャンペーンというものがあり、契約月から13か月間はデータ容量が増加します。
ワイモバイルのプラン/ UQモバイルのプラン | S/S | M/M | R/L |
月間データ容量 | 3GB⇒4GB | 9GB⇒12GB | 14GB⇒17GB |
どちらも適用期間も増えるデータ量も同じですが、それぞれキャンペーン適用の条件が存在します。
ワイモバイル | UQモバイル | |
キャンペーンの適用条件 | ①新規契約(ソフトバンクからの切り替え、契約変更も含む) | ①au IDに登録 ②通話オプションに加入 |
13か月を過ぎると元のデータ量に戻りますが、月々500円を支払うことで14か月目以降も引き続き同じようにデータ容量を増やすことができます。

通常は500円くらいかかるデータ量の追加だけど、データ増量キャンペーンでは同じ500円で最大3GB追加できるのか!
通話は専用アプリのインストールが不要
キャリアやワイモバイル、UQモバイルは携帯に標準搭載されている電話アプリから通話ができますが、他の格安SIMだと専用の通話アプリをインストールする必要があります。
たとえばマイネオだと、”mineoでんわ”というアプリをインストールします。通話プランを申し込んでいる人はこの”mineoでんわ”で電話することで、10分以内の国内通話をかけ放題できたり、電話アプリだと20円/30秒かかる通話料金が半額になります。
専用の通話アプリも、キャリアと同じように電話回線を利用するため、音声品質はいいです。

安くて品質もいいなんて、メリットばっかだね!

メリットが多いけど、専用の通話アプリの経由ならではのデメリットもあるんだよ!
専用通話アプリには着信履歴が残らず、着信履歴は電話アプリから確認する必要があります。そんなときも折り返し電話はアプリからしないと、通常の20円/30秒の通話料金がかかってしまいます。
また、専用通話アプリでは110、119などの緊急電話や0570のナビダイヤル、0120のフリーダイヤルも対象外になります。
このような専用通話アプリと電話アプリの使い分けをする必要がないのが、格安SIMの中でもワイモバイルとUQモバイルの2つだけになります。
家族割がある
ワイモバイルもUQモバイルも家族割があります。
家族でワイモバイルまたはUQモバイルに加入すると、2台目以降から月々500円の割引がされます。
格安SIMの中で家族割があるのは、この2つとマイネオだけです。ただし、マイネオは各回線から月々50円割引となるだけなので、家族で回線を統一するならワイモバイルとUQモバイルの方が断然お得です!
最低利用期間の定めなし
格安SIMでは最低利用期間を設けているところがあります。
違約金は高いと1万円弱とられるため、いままで「家族で同じ回線にまとめよう!」となった場合も、切り替えるタイミングに悩んだ方も多かったはず。
ワイモバイル、UQモバイルも以前は最低利用期間を2年と定めていましたが、新プランではその定めを撤廃し、いつ乗り換えても違約金が発生しなくなりました。
ただし、旧プランで申し込みをされている方は最低利用期間が定められているため、契約期間が2年以上経っているかをきちんと確かめてから新プランや別の格安SIMに切り替えましょう。
ワイモバイルとUQモバイルの違いは?
ワイモバイルの特徴
料金プランに通話プランがコミコミ
格安SIMのほとんどの料金プランでは、通話プランを付帯するか、付帯する場合はどのプランにするかなどを選択できるようになっています。
一方、ワイモバイルではあらかじめ料金プランに通話プランが組み込まれています。
通話のプラン内容は、「10分以内の国内通話であれば何回かけても無料」の一択に限られており、シンプルな設計になっています(SMSの送信、留守電の再生、録音や”0570”から始まるナビダイヤルなどは無料の対象外)。
パケットマイレージでデータを増量
パケットマイレージとは「Yahoo! JAPAN」などのサービスを利用すればするほどマイルが貯まり、貯まったマイルに応じて翌月のデータ容量を増やせるサービスです。

参照:パケットマイレージ・パケくじ|ヤフー連携サービス|サービス|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで

サービスを利用するって、どんなことをする必要があるの?
何か買わないとマイルが貯まらない仕組みになっているとか・・・?

もちろん、商品を購入してもマイルを貯めることができるけど、もっと簡単にマイルを貯めることもできるんだ!
- Yahoo! JAPANにログイン
- Yahoo! JAPAN経由でネット予約
- Yahoo! JAPAN経由でネットショッピング
- Yahoo! JAPAN経由で新規サービスに登録
実際に私もワイモバイルを利用していますが、毎日Yahoo! JAPANにログインしているだけで、翌月最低0.5GBをデータ追加することができます。
Yahoo! JAPANショッピングで商品を購入したり、Yahoo! JAPAN経由で一休、オズモール、食べログ、ホットペッパービューティーを予約するだけでも10マイル貯まります。
さらにYahoo! JAPANに5回ログインすると1回「パケくじ」というくじを引くことができます。運よく200マイル当たれば、翌月1GB(1,000円分)以上追加できたりもするんです!
固定回線とセットでさらに割引
ワイモバイルには”おうち割 光セット(A)”という割引があります。
ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社のため、ソフバンが提供するインターネット回線”ソフトバンク光”または”ソフトバンクAir”に加入すると月々500円の割引うをうけることができます。
ただし、先ほど紹介した家族割との併用はできません。

じゃあ、家族割とおうち割のどちらを適用した方がお得なの?

とりあえず、おうち割を適用した方がお得だよ!
家族割は2回線目から割引が適用されますが、おうち割は1回線目から割引が適用されるます。家族割もおうち割も割引の適用範囲は同じのため、おうち割の方がお得となる場合が多いです。
ただ、ソフトバンク光でおうち割を適用する場合、3つのオプションをまとめたおうち割セット(A)オプションに加入する必要があります。そのため、ソフトバンク光で契約している場合は、家族割と同じように、実質2回線目から500円の割引がされます。
1人でおうち割を適用する場合には割引こそありませんが、それでも無料でオプションサービスをうけられるのでお得といえます!
複数のデバイスでデータをシェアできる
SIMフリー携帯の2台持ちの方やタブレットを持っている方は、シャアプランでデータ通信容量を分け合うことができます。
個別にそれぞれ契約すると、一方のデバイスの契約でデータ容量が余ったとしても、別のデバイスにはうつすことはできません。
シェアプランにすると子回線が親回線のデータを使用することができるので、無駄なくデータを分け合えます。
UQモバイルの特徴
通話プランはオプション
ワイモバイルでは最初から基本使用料金に通話料金が組み込まれていますが、UQモバイルの通話プランはオプション扱いとなります。
そのため、通話を全くしない人は通話プランなしで契約をすることも可能です。
通話オプションを付帯する場合は、3つのプランから選ぶことができます。
- かけ放題
- 10分以内国内通話し放題
- 最大60分/月の通話パック

僕は普段ほとんど電話しないから、通話プランはいらないかな?

通話プランをつけておくと、電話以外にもSMSを利用することができるんだ!
SMS(ショートメッセージサービス)を利用するためには通話プランに入っている必要があります。
最近では会員制のサービスで、SMSによる本人認証を導入しているものも多くあります。
なかには、SMSだけでしか本人認証できないサービスもあるため、携帯2台持ちなどで他に通話ができる携帯持っている場合を除いて、通話プランをつけることをおすすめします!

UQモバイルであれば通話プランが充実しているから、自分にあった通話プランを選ぶことできるね!
データの繰り越しができる
UQモバイルでは余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができます。
今月は海外旅行であまりデータを使わなかったけど、来月は調べものも多くてたくさんデータを利用するかも・・・っていうときもありますよね。
そんなときでも翌月にデータを繰り越せるため、データの利用量が多い月に外出先での携帯利用を我慢したり、データを追加購入したりする機会が少なくなります。

データを無駄なく利用できるのはいいね!
節約モードでデータ消費ゼロ
UQモバイルは手動で節約モードと高速モードに自由に切り替えることができます。
節約モードで通信速度を最大300kbpsにすることで、データを消費せずにネットを利用することができます。

通信速度が最大300kbpsって、何が利用できるの?
300kbpsでLINE、Twitter、FacebookなどのSNSやネット検索までならよほど画像が多くない限り、ストレスなく利用できます。
快適に利用できる通信速度について、実際に自分の携帯で計測した結果をまとめた記事がありますので、ぜひこちらもご覧ください!
料金プランがシンプル
格安SIMの料金プランでよくあるのが、1年度目は安く、2年度目から値上がりするという仕組みです。
正確にいうと、1年度目は値引きがされていて、2年度目から割引がなくなるというものですが、これが結構わかりづらく思われてた方も多かったはずです。
UQモバイルでも以前は他の格安SIMと同じような料金プランでした。しかし、2019年9月から新プラン体制となり、初年度以降、ずっーーーと同じ料金が適用されるようになりました。
UQモバイルの新料金プラン | S | M | L |
月額基本使用料 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
月間データ容量 | 3GB | 9GB | 14GB |

2年度目以降も同じ料金プランになるってことは、旧プランと比べて基本料金も高くなったんじゃないの?

いや!
新料金プランは一番割引が適用される旧プランの初年度の料金にあわせたんだ!
だから2年度目以降も割引された料金が適用され続けるイメージかな!

え~!太っ腹!
自分に適しているのはどっち?

ワイモバイルもUQモバイルもそれぞれいいところがあるから、迷っちゃう!

そんな人のために、ワイモバイルとUQモバイルをそれぞれおすすめできる人の特徴をまとめてみたよ!
ワイモバイルはこんな人におすすめ!
- 通話が1回10分以内
- 携帯2台持ちの人やタブレットなどの複数のデバイスを持っている人
- ソフトバンク光またはAirの契約がある人
UQモバイルはこんな人におすすめ!
- 通話が一回10分以上、逆にほぼ通話をしない人
- 毎月のデータの使用量にばらつきがある人
- 格安SIMの基本料金を少しでも安くおさえたい人
ミニフクのまとめ

ワイモバイルとUQモバイルはどちらも通信速度が安定していているんだけど、料金プランの形態や通話プランの扱い、割引の有無、独自のサービス機能などで違いがあるんだ!
最後の「こんな人におすすめ!」でより多く自分に当てはまる方を検討してみてね!